【食品・外食】国内M&A評価額ランキング 2017年

2018年 6月 29日

はじめに

2017年、食品業界では原材料の価格高騰、食の安全・安心を担保するためのコスト増などを背景に、食品業界を取り巻く状況は厳しさを増しています。また、外食業界では、景気の先行きの不透明感から消費者の節約・内食志向の強まりや市場縮小傾向が進み、廃業・倒産件数が年々増加しています。
その中で、経営戦略の1つとしてM&Aを成功させ会社を成長に導いてる企業もあります。
今回は、2017年度に公開されている外食・食品業界のM&Aを評価額のランキング順に上位5社を紹介します。

ランキングは、2017年度の国内M&A(株式取得)において評価額が公表されたM&Aのみのランキングとなります

第5位 石垣食品が新日本機能食品を取得

公表日
評価額
5.9億円
取引額
3億円
比率
51%

Eコマース事業の展開により成長を遂げている新機能食品をグループの一員とし、ネット通販向けに石垣食品の健康茶類を提供することで販路の拡大を目指す。

売り手企業新日本機能食品

美容健康商材の企画・製造・卸、Eコマースの運営

売上高
22億円
営業利益
350万円
経常利益
-3000万円

買い手企業石垣食品

飲料・珍味事業

第4位 ジェイグループホールディングスがかわ屋インターナショナルを取得

公表日
評価額
7.2億円
取引額
3.6億円
比率
50%

ジェイグループホールディングスグループはかわ屋インターナショナルの株式を取得しました。

飲食事業の収益力の向上と今後の成長発展を目的としている。

売り手企業かわ屋インターナショナル

博多かわ屋の運営及びフランチャイズ経営

買い手企業ジェイグループホールディングス

飲食事業、不動産事業、ブライダル事業、バーベキュー事業、飲食店サポート事業等

第3位 ダイヤモンドダイニングが商業芸術を取得

公表日
評価額
18億円
取引額
18億円
比率
100%

双方が持つブランド及びこれまでに培ってきた業態開発ノウハウ、立地戦略等を共有し、企業価値の更なる向上及びコスト削減等のシナジー効果を創出を目的としている。

売り手企業商業芸術

飲食店の経営、ブライダル施設の運営 他

売上高
76億円
営業利益
1.6億円
経常利益
1.6億円

買い手企業ダイヤモンドダイニング

レストランの運営事業等