【ソフトウェア】国内M&A評価額ランキング 2018年上半期

2018年 8月 20日

2018年度の国内M&A(株式取得)において評価額が公表されたM&Aのみのランキングとなります。

第5位 CRI・ミドルウェアがウェブテクノロジを取得

公表日
取引額
3.6億円
比率
100%

CRI・ミドルウェアは、取締役会において、ウェブテクノロジ及びウェブテクノロジ・コムの全株式を取得し、完全子会社化することを決議しました。

CRI・ミドルウェアは、ウェブテクノロジの画像最適化技術(画質のクオリティを変えずにデータサイズを小さくする技術)などを活用することで、製品レベルの向上を図り、企業価値の向上を目指します。

売り手企業ウェブテクノロジ

スマホ開発者向けの画像最適化ツールや、アニメーション作成ツールなど、画像最適化技術を活かしたソフトウェア開発・販売・レンタル導入支援、ASP等の企画・開発・運用を行っています。

売上高
3.17億円
営業利益
2300万円
経常利益
3300万円

買い手企業CRI・ミドルウェア

ゲーム分野、組込み分野(家電、業務用機器、車載など)、医療・ヘルスケア分野など複数の分野における音声・映像・ファイルシステムに関する研究開発、ミドルウェア製品としての販売・サポートを行っています。ゲーム開発向けの統合型サウンドミドルウェアや、高画質・高機能ムービーミドルウェアの提供も行っています。

第4位 ポールトゥウィン・ピットクルーHDがサイタスマネジメントを取得

公表日
評価額
2億円
取引額
2億円
比率
100%

ポールトゥウィン・ピットクルーHDは、連結子会社であるピットクルーが、取締役会において、サイタスマネジメントの全株式を取得し、子会社化することを決議ししました。

ポールトゥウィン・ピットクルーHDは、サイタスとの連携により、これまで対応が難しかった未知の障害対応などを実現し、サーバー監視のサービスの対象範囲拡大を図り、また両社の得意分野(コンテンツやアプリケーションのソフトウェア側の監視、サーバー、システムのハードウェアやクラウド等のインフラ側の監視)を合わせることで提供サービスレベルの向上を図り、受注拡大、企業価値の向上を目指します。

売り手企業サイタスマネジメント

独自のサービスプラットフォーム上で、オンプレミス環境からクラウド環境まで、統合的にワンストップでシステムを監視運用することができるサービスを提供しています。

売上高
9.51億円
営業利益
-7750万円
経常利益
-7760万円

買い手企業ポールトゥウィン・ピットクルーHD

デバッグ・検証事業や、ネット看視事業をこなっている子会社、孫会社を統括する持株会社です。

第3位 日本プロセスがアルゴリズム研究所を取得

公表日
評価額
2.8億円
取引額
1.6億円
比率
57%

日本プロセスは、取締役会において、アルゴリズム研究所の発行済み株式の一部を取得し、株式交換完全子会社とする簡易株式交換を実施することを決議しました。

日本プロセスは、アルゴリズム研究所が長年培ってきた顧客との強固な信頼関係を活用し、両社のチャネルを活かした協働営業と業務受託を行うことで、さらなる成長を目指します。

売り手企業アルゴリズム研究所

コンピュータソフトウェアの受託開発、組込系ソフトウェア、監視システム、交換機制御システムの開発、システムの保守支援ツールの開発を行っています。

売上高
1.76億円
営業利益
200万円
経常利益
300万円

買い手企業日本プロセス

システム・インテグレーション及びソフトウェア開発を行っています。発電所制御システムや、新幹線や在来線の運行管理システムなどを提供する制御システム事業、その他、自動車システム事業、特定情報システム事業、組込システム事業、産業・公共システム事業、ITサービス事業を展開しています。