【アプリ・Webサービス】国内M&A評価額ランキング 2017年

2018年 6月 29日

第2位 アイモバイルがネッチを取得

公表日
評価額
11.9億円
取引額
5.5億円
比率
46.2%

アイモバイルは、ネッチの46.2%を自社が新たに設立した投資事業組合を通じて取得し、連結子会社化することを決議した。

インターネット広告事業における知見・経験をもとに、ネッチ社の更なる顧客獲得及びサービス体制拡充を図り、クレーンゲーム業界のリーダーとしての地位確立を図っていく考え。

売り手企業ネッチ

スマートデバイスやPCの画面を通じた遠隔操作で本物のクレーンゲームが遊べるサービスを運営する企業。

自社のサービスセンターに約250台のクレーンゲーム機を設置し、国内外から景品を獲得できるサービスを提供している。

売上高
8.3億円
営業利益
1.4億円
経常利益
1.4億円

買い手企業アイモバイル

アドネットワーク事業を主力とし、アフィリエイト、動画広告、DSPなどのインターネット広告サービスを展開する企業。

第1位 エイチームがIncrementsを取得

公表日
評価額
14.5億円
取引額
14.5億円
比率
100%

エイチームは、Incrementsの全株式を取得し完全子会社化することを決議した。

Incrementsの技術資産やノウハウを活用し、新たな事業展開を加速させる考え。

売り手企業Increments

ソフトウエアの開発効率を高めるサービス・ツールを手がける企業。

プログラマー向けの技術情報共有サービス「Qiita」を運営している。

売上高
9000万円
営業利益
-7900万円
経常利益
-7900万円

買い手企業エイチーム

スマホゲームや比較情報サイト運営する企業。

今後のアプリ・WebサービスのM&A

アプリ・Webサービス分野では、売却を視野に入れて起業する方も最近は多いのではないかと思います。

IT業界の重要性が日に日に増し、IT技術者不足、ビジネスモデルの変化等からM&Aニーズは非常に高くなっています。アプリ・Webサービス分野では、新たなサービスや価値創造の実現、開発スピードの短縮等を始めとした開発競争が激化しており、IT人材の確保をはじめとした経営戦略からM&Aが選択されるケースが今後も増加すると予測されます。