【金融・保険】国内M&A評価額ランキング 2017年

2018年 6月 29日

第2位 ノーリツ鋼機が日本共済を取得

公表日
評価額
14.5億円
取引額
14.5億円
比率
100%

ノーリツ鋼機は、日本共済の株式を100%取得することを決議した。

アセットの保険事業における活用と収益化、及び生損保の両領域において画期的な新商品の研究開発を進めることを目的としている。

売り手企業日本共済

少額短期保険事業を行っている。

売上高
60億円
経常利益
1.2億円

買い手企業ノーリツ鋼機

遠隔画像診断支援サービス・医療関連用品などの医療関連事業や通信販売事業などを行う子会社を傘下に置く持株会社。

第1位 ティーガイアがクオカードを取得

公表日
評価額
226億円
取引額
226億円
比率
100%

ティーガイアは、クオカードの全株式をSCSKより取得し、完全子会社化することを決議した。

「QUO カード」 ブランドを通じて、両社のパートナーであるコンビニエンスストアを中心とする加盟店の経済活動の活性化を図ることを目的としている。

売り手企業クオカード

プリペイドカードである「QUO カード」の発行事業を展開している。

売上高
33億円
営業利益
2.8億円
経常利益
18億円

買い手企業ティーガイア

携帯電話等販売事業を主力としている。

決済サービス事業では、コンビニエンスストアにてプリペイド式携帯電話およびプリペイドカードの販売を行っている。

今後の金融・保険業界のM&A

国内の金融・保険業界はすでに集約されており、同業同士での統合案件はひと段落しています。今後は、デジタル関連事業などの他業種を既存事業で活用する事で、枠組みを超えた新規事業の拡大のために、経営機能の補完や技術の活用を目的としたM&Aが模索されていくのではないかと予測されます。